七十六歳になる女性・大迫弓(旧姓、青山)が過去を振り返って書き記した手記。弓は中学生二年生の時、ランニングの苦しみを乗り越える方法を祖父・馬場慎太郎から学んだ。その方法論を人生でも採用し、苦しい人生を乗り越えてきた。この手記では、弓が学んだ教訓が書かれている。すなわち、「苦しい人生を楽しみつつ、乗り越える方法(考え方と行動)」や「苦しい人生を乗り越えるために、自分の中に潜在している大いなる力とつながる方法」である。
そして、最後(エピローグ)で明らかになる、弓が六十年もの間、走り続けてきた、成し遂げた結果が・・・・・・。
日常 青春 私小説 ホームドラマ ほのぼの 女主人公 和風 現代 幸せ 幸福 生き方 集英社WEB小説大賞
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