消えて欲しくもない存在が消えていく。それほど悲しくはないが、昔の自分は悲しいみたいだ。

　死ぬ間際になって、 　私の全てを遺そうだなんて 　なんて欲張りなのでしょうか。 　溢れ出る大量の血。 　戦友が私を抱え上げる。 　一言も言葉を交わすことはなかった。 　けれども、幾度となく交えた戦い。 　お互いの思いは分かり切っている。 　だからこそ、遺して欲しい。 　私の生きてきた証を。 　死んでいった私たちの思いを。 　これは私、冬花のお話。 　この結末にたどり着くまでのお話。

　鎖から解き放たれた実験体の話。

　思い浮かぶ言葉は狂気ばかり 　浮かべた言葉を書き記す。 　何処へ行くかは分からない。 　もう、詩ですらない文章たち。

深夜３時にという 一番読まれにくい時間帯に 投稿するという、 深夜テンションのノリで 見切り発車もいいところの 暴挙に出ました。 どうでもいいことしか書けないくせに。 果たしていつまで続くのやら......

アトリ／猫の獣人 　　　　彼は悪党ではあった。 　　　　だが正義を持っていた。 　全てを使い捨てる。　狂っているのに、 　人も自分さえも。　　目的を忘れない。 　　戦場にて、歯を剥き出しに笑う。 　　唯一、捨てられない剣を突き刺して。

記憶の中、溺れていく人よ。

心が壊れても大切なものは忘れない。