「――これより、アマスティア王国第三王子、ルアン=アマスティアの処刑を行なう」
ある日突然、アマスティア王国で「無能」と蔑まれている第三王子、ルアンは無実の罪で死刑を言い渡された。
しかし、何もかもを諦めていた処刑間近、どういうわけかルアンは現代日本に転移してしまう。
「行く当てがないなら、私の家に来ませんか?」
それに加え、転移時に出会った少女――鈴谷真昼から居候の誘いを受け、彼女の力を借りながら、ルアンは飛ばされた先の世界……現代日本で生活を送ることを決める。
しかしルアンの近くに様々な美少女が集まってきて――。
これは、元いた世界で「無能」と蔑まれていた王族の少年が、現代日本で自分の居場所を見つける話である。