少年が願ったのは守ること、
少女が願ったのは共に生きること、
世界はそれをどう感じたのだろうか、
少年と少女の旅の記録が今ここに記されて行く、
「さあ、まずはこの物語について少しだけお話しましょうか。」
「この物語の主人公は好和、自分の生きていた世界で、妹を救う代価に自らの命を払って、主人公がしんでしまう所から始まります。」
「その後、死んだはずの主人公は夢の中で扉をくぐり、別の世界にきてしまいました、その世界で主人公は一人の少女に出会います、名前はニーナ、その子は好和の妹にどことなくにていて、違う所は猫のような耳と、しっぽが生えていること。」
「主人公はこの少女を守りたいと思いました、ですが、主人公の体はこの世界に適応できず、少しずつ分子レベルに分解されていきます。」
「そこで村長と話し合い転生を行う決意と共に、村長から告げられた伝説を聞きます、その伝説は、おっと、これ以上はまたお話しの中で、」
「そういえばまだ名乗っていませんでしたね、私はさすらいの旅人、またいずれ会うこともあるでしょう、それでは……。」