作品一覧全60件
代表作 短編
「婚約破棄をしてください!」 公爵令嬢ハリエットにそう要求してきたのは、なぜか婚約者の妹だった。なぜ本人ではなく妹の口からこんなことを言われなければならないのか? もしや極度のブラコンである妹が、兄を取られまいとしているのか? はたまた、ハリエット自身はあずかりしらぬ悪い噂が社交界に広まっているのか? それとも、婚約者には実は身分違いながら想いを通わせる女性がいて、妹君は兄の恋路を応援したいと思っているのだろうか?  様々な可能性を考えてみたハリエットだが、予想は全部外れてしまった。親の決めた婚約者とはいえ、彼に惹かれているハリエットは、すんなり諦めたくないので原因究明へ向かうが……。 一迅社さま発行のアンソロジーコミック『悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!』第4弾に本作が収録されています。詳しくは活動報告をご参照ください。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年10月08日
女主人公 西洋 ハッピーエンド 青春 ヒストリカル 婚約破棄 婚約者は無実 出歯亀な妹 ひとり連鎖する勘違い 夢見るお年頃 まさかの令嬢無双 コメディ コミカライズ原作 読了時間:約18分(8,822文字)
連載 83エピソード
太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代―― 啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中の避暑地へおもむく。 ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣言。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。 落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。 そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった…… ※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。 ヒロインはじょじょに自ら政治的に積極的な役目を果たすようになり、皇帝として崩壊する帝国を支える人柱となる覚悟でいる夫を救うため、大胆な策に打って出るようになります。 ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。 ※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。 R6/4/2:第一部完結しました。 R6/6/21:第二部完結しました。 R6/9/30:第三部開始しました。 R7/1/6:第四部開始しました。このチャプターで今度こそ完結します。 第三部の開始からタイトルを変更しました。旧タイトル『婚約者はお姉さまだったのに、陛下は妹のわたしにひと目惚れしたそうです。太后さまがすごい顔で睨んできてるんですけど、それでも帝妃やらなきゃ駄目ですか…?』
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年06月02日
ヒストリカル 仮想19世紀 仮想中欧・東欧 婚約破棄 落日の帝国 アンシャンレジーム 新絶対主義時代 とその崩壊 嫁姑 姉妹 バッド回避エンド 読了時間:約773分(386,443文字)
短編
放課後に部室へやってきたら、爆睡している先客しかいなかった。 ていうか、クラスは違うが同学年なんだから、先に部室で寝てるっておかしくないか…? 寝ているそいつ、市塚を放置してソロでゲームを始めた俺だったが、なにやら悩ましげな寝言が聞こえてきて…。 なろうラジオ大賞参加作品なので1000文字縛りの超短編です。お題は「寝言」
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コメディー[文芸]
最終更新日:2024年12月15日
なろうラジオ大賞6 ほのぼの 学園 現代 寝言 読了時間:約2分(1,000文字)
短編
産業革命によって富の裾野が広がり、芸術品・美術品が王侯貴族だけの独占物ではなくなった時代―― 画家や彫刻家にとって、帝都の美術サロンで表彰されることは、無名から一挙にスターダムへ駆け上がれる格好の機会であるとともに、己の才能ひとつで食っていくためには必須の、狭き門でもあった。 サロンで4年連続入選をはたし、気鋭の若手画家として名声を確立したエドゥアール=ソールフェは、画壇にとどまらず帝都社交界の新星となっていたが、仕事の依頼の取次ぎや自作の販売を、無名時代の自分に目をかけてくれたとある商家の令嬢に一任していた。 「青田買い上手」とやっかみ半分にいわれるその令嬢、シモーヌ=メナンシュだったが、若き貧乏画家に帝都での下宿を提供したことをいつまでも恩に着せるつもりはなく、どうして彼がいまだに仕事の仲介を一任してくれるのかわからず、むしろ困惑していた。 なにせエドゥアールときたら「彼女とはビジネスパートナーにすぎない」と、恋人あつかいしてくれないのだから……。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月15日
西洋 ハッピーエンド ヒストリカル ホームドラマ 仮想19世紀 絵画 画家 官展 読了時間:約23分(11,044文字)
短編
常に浄化の秘蹟の使い手を必要としている国、スワンプランド。豊富な水資源に恵まれているが、濁って淀んだ沼ばかりなのだ。 そんなスワンプランドで浄水を担当してきたボイラは、ここ5年ほど国でただひとりの聖女だったが、正式な浄化の秘蹟の使い手ではなかった。 真の浄化の聖女フローラが見出されて、ボイラは代理聖女の地位を降ろされた上、王太子アンジェロからは婚約破棄を言い渡されてしまう。そればかりか、フローラは聖女と将来の王妃としての地位を確固たるものとするため、ボイラを亡きものにしようと画策するのだった。 スワンプランドから逃げ出して、古巣へ帰るか、と街道を歩いていたボイラの前に現れたのは、「発明王」のリハルト。ボイラの力こそが、彼の発明を実用化させるための最後の1ピースだというのだが…
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年06月03日
バンダナコミック01 ロボット ハッピーエンド 怪獣 ファンタジー 聖女 王子 発明王 婚約破棄 追放 ざまぁ 読了時間:約20分(9,999文字)
短編
お昼休みが始まるなり後輩のリコが話しかけてきた。5年後に1万円札がどうなっていると思うかだって? 長年1万円の顔を勤めてくれた福沢諭吉はもういなくなっているが…え?そうじゃない? ※なろうラジオ大賞参加作なので1000文字縛りです。 第3回の本放送進出作者の最新作! よろしければアーカイブで第3回の放送をお聞きになってくださいね。
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その他[その他]
最終更新日:2023年12月18日
なろうラジオ大賞5 5年(後) 1万円 読了時間:約2分(1,000文字)
短編
北方の竜と謳うノルデヴィング連合と、南方の虎と称されるエルギア帝国。南北の両雄に挟まれ、大陸中央部の諸国が次々とどちらかの勢力圏に取り込まれていく中、グリュナス王国は独立の孤旗を守っていた。 剣ヶ峰を渡る小国の舵取りをしているのは、「眠らずの君」と呼ばれる王弟グントラム。最近結婚したのだが、新妻の手やくちびるに触れたのは結婚式のときだけだ。 ほったらかしにされている王弟妃ヒルトのほうはといえば、閨を訪れることのない夫に恨み言を漏らすでもなく、さりとて恋しがる素振りもなく、毎晩ぐっすりと眠っていた。「安眠姫」というその二つ名に偽りなし。 実は激務に追われて寝不足なだけのグントラムと、政争の具とならぬ家柄ゆえ王弟妃に選ばれたことを知っているので出すぎる気のないヒルト。ふたりが時間と遠慮の壁を越えて、自分自身の言葉で語り合うとき、いったいなにが起きるのだろうか…?
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月28日
ハッピーエンド ヒストリカル 王はお人好し 王弟は苦労人 +胃は痛いし寝不足 ヒロインは能天気 …なだけじゃないよ ある意味で政略結婚 情勢は割とヤバい 読了時間:約35分(17,493文字)
短編
とある夫人のひとりごと。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2023年07月25日
ヒストリカル 政略結婚 偽装結婚 白い結婚 独白形 読了時間:約6分(2,945文字)
短編
冒険と発見は地理上のみに留まることなく、知的・精神的にも視野が広がろうとしていた時代―― 宝石商を営んでいるジョゼフは、ひとり娘ソフィの結婚相手を探していた。財産目当ての23人を追い払って、24番目にやってきたのはローアン公爵の跡取りであるアラン。公爵家の嫡男なら金銭目当てではないだろうと思ったら、アランは「養ってください!」と開口一番ぶっちゃけてジョゼフを呆れさせた。 アランの趣味は数学で、家督は弟に譲って学問に専念したいのだという。研究を続けるためのパトロン探しなら、実家に残るなり他にいくらでも方法があるだろうと訝るジョゼフと、じつは数学好きなので興味津々なソフィに対し、アランは宝石商の入婿になろうと考えた理由を語りはじめ……
作品情報
異世界[恋愛]
最終更新日:2023年07月25日
西洋 ハッピーエンド ヒストリカル 仮想18世紀(前半) 数学 ダイヤモンド 読了時間:約25分(12,028文字)
短編
ノワール家のマルヴァジア(通称マルー)は、婚約者であるロレンツォから公衆の面前で婚約破棄を通告される。 しかしマルーは動じないどころか喜び出す始末。マルーの父ジローラモは感涙にむせび泣くほどであった。 困惑するロレンツォだったが、累代に渡る実家フェディニ一族の業を知らないのは、育ちのよいお坊ちゃんであるロレンツォだけだった…
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コメディー[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2023年07月25日
ヒストリカル 悪役令嬢 婚約破棄 ルネサンス期(ぽい) ブラック寄りコメディ 読了時間:約6分(2,550文字)
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