俺はファンタジーに憧れていた。
剣を持ち鎧を着て闘い、暁には魔王を倒し、祝福される。そんな世界に。
だがその現実は残酷だった。
悪名高き悪魔ディアブロ、一瞬で世界を滅ぼしかねない力を持つ。
危なげない世界で過ごす住民は怯えながら生活していた。
だがそんな時に。細い一筋の青い光が町の中心に差し、そこに居た人はディアブロに対抗できるような絶大な力を持ってこの地に降り立って来た。
その者達をみな、転生者と呼ぶ。
その転生者の中で、一際目立った?男がいた。
この物語は、その胡散臭い男の。
伝説の物語である。