東郷十兵衛は侍に憧れていた。幼い頃から両親によって時代劇を見せられ続けた十兵衛は、自分が周囲から浮いている自覚を持ちながらも、侍になろうと努力を続けた。
だが、火力インフレの末路とも言える現代で、侍という存在はあまりにも時代遅れすぎた。それでも、侍であろうとした十兵衛はある日、トラックに轢かれそうになった女子を助け出そうとして死亡。異世界転生を果たすことになる。
侍のいる世界を願った十兵衛だったが、転生先は、侍など居るはずも無い、中世西洋に似た異世界、上下水道すらない貧民街のひ弱な少年アドリューンだった......
十兵衛は決意する。侍がいないこの世界で、自身が侍となり、侍を広めると。
「まずは、このひ弱な体を鍛え上げ、侍になるところから始めねばならぬでござるな」
これは、東郷十兵衛という侍に憧れた男が転生したアドリューンの一生を描いた異世界転生譚である。
このあらすじを見た者たちよ。是非とも彼の生き様をご照覧あれ!!
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