薄暗い長い路地裏の先に現れる「虎天堂」 絶望した人間のどんな願いも叶えてくれる店。 そんな噂を目にした男がひとり、願いを抱えて深夜の路地裏を進む。 辿り着いた先で待っていたアンニュイな店主。 「貴殿の不幸自慢をしておくれ」 不思議な店が願いを叶えてくれる中華ダークファンタジー。

ガラクタ☆ROCKの主人公の友人“佐々木”の物語。 彼から柳はどのように見えていたのか… 彼もまたガラクタ☆ROCKの彼らのように不器用なガラクタ。

【完結・改稿中】 俺の名前は『瀬良 柳』 “セラ リュウ”って読む。 俺は市内の普通レベルの公立高校に通う高校2年。 血液型はAB型。天才肌とか言われるけど別に何の特技もないし、成績も普通だ。 趣味はない。挑戦したいこともなければ、興味を持つものもない。 ただただ時間が過ぎるのを待つだけの毎日。 平凡で不器用で無気力な柳が【一生懸命】なケンと【天才】なムネヨシに出会って何を感じて何をオモうのか… アイデンティティ更新の物語。 こんな、なんの取り柄もない無気力な俺…。 ―――――この世に必要なんかな?―――――

記憶に残るあの人の顔はいつも悲しそうだった。 “じいちゃん、あなたは幸せだった？” その答えを俺は知らない。