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連載 8エピソード
信念がいつも正しいとは限らない。 とは言え、自力で軌道修正するのは簡単なことではありません。 周りの環境、人、きっかけがないとなかなか難しいのではないでしょうか。 迷ったり自信が持てなかったりするのは、これは違うんじゃないかと感じている証拠だから、それ自体は悪くない。むしろ良いことです。 ただ、簡単には正解を見つけられないのですよね。 迷い過ぎて、自分の考えを放棄して、人が”いい”というものを選択してしまったり。 そんな主人公で、じわじわ人生を軌道修正していく話を、普通の日記形式で綴っています。 時は2020年春。 疫病新型コロナが蔓延した外出自粛の数か月です。 大学進学で一人暮らしを始めた地方出身のまじめ系女子大生、タカヤマタカコ。 タカヤマタカコという名前を本人は気に入ってません。 家の事情で名字が変わったので、仕方なく名乗っています。 そして名前の通り、「仕方なく」を強いられた子供時代を経て、少し頑なに成長しました。 さて、新生活。 思い切って小さな田舎町を出てきたものの、 学校は始まらない。バイトの募集もない。家から出られない。 どうすればいいの?何をしたらいいの? 与えられたことをきっちりすることで何とかここまでやってきた彼女は、急に出現した”何にもしなくていい時間””空白の数か月”に戸惑います。 もしあの頃、コロナ自粛の数か月があったら。 学校⇔バイト⇔家のルーティーンから外れて、考える時間があったらどうしただろう。どんな風に過ごしたかっただろう。 (重要:著者は女子でも大学生でもありません。) 歯車になることでいるまでも安心していると、ある日人生の浪費に気がついてしまう。 急に目覚めてぐんぐん人生切り拓くわけではありません。 あくまで奥手な性格のままスローに、主人公を良い方向へ誘導してあげたいと思います。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2020年06月03日
日常 青春 私小説 ホームドラマ コロナ自粛 1人暮らし 大学生 女子大生 自己啓発 日記 読了時間:約22分(10,811文字)