公爵の息子で跡継ぎの少年シャス・ティル・クロールは幼い頃から頭がよく沢山勉強をしていた。しかし、シャスは頭は良いが武術は得意ではなく、魔法も全く使えない。戦闘面では落ちこぼれとも呼ばれていた。かといってシャスの頭がいい事は変わらない事実であって親からは勉強を頑張ればいい。と言われていた。でも、シャス自身は戦うことのできない自分を嫌った。しかし、シャスは諦めの悪い性格であった。
そんな時、シャスは1冊の本に出会う………
その頃、魔王城では魔王の不倫相手とその子供が王都から追放されていた。
追放された不倫相手は子供を捨てると何処かへ行ってしまった。
捨てられた子供の名はエルナ。
エルナは国に見捨てられ親にも捨てられた。
エルナは途方に暮れ、何も考えずに歩いていた。
そんなエルナは歩いてる最中、1冊の本を拾うのだった。
2冊の本をきっかけに始まる2人の物語。
物語の終わりには何が待っているのか。