戦争とは、いつでも、どんな世界であっても起こりうる現象である。 中でも現代、シューレー地方では列強がひしめき合い、その繁栄のために終わりなき戦いを続けている。 一年前、ユーレリア王国は東方の豊かな土地資源を求め、ガイナ王国へと宣戦布告した。 当初は早期決着も予想されていたが、ガイナの必死の抵抗もあり、戦況は泥沼化した。 そんな中、ユーレリアは新たな戦力を求め、軍隊への志願年齢の制限を、ステータスの【施印】と、【神展スキル】の付与が行われる15歳へと引き下げた。 アルデア村からも今年は、本作の主人公、セシル・ハルガダナを含め、多くの志願者を出した。 中でも、彼の幼馴染である、リヴィエル・ヴィクトリアは、【聖なる剣】を受け継ぐものとして、10年に一人の逸材と呼ばれた。 「一緒に農家をしたい。」そんな彼女の気持ちを拒んで、軍隊に送り込んだことを後悔したセシルは、自分も王国軍へと志願することを決意した。 第1章、そんな主人公は、ユーレリア王国軍による、大規模な都市制圧作戦に参加する。 第2章では、郊外の魔法学校を舞台に、敵軍の奇襲へと立ち向かう。 さらに第3章(絶賛執筆中!)では、ひょんなことから、敵中将(女騎士)と2人で行動することに?! いずれも、厳しい戦況へと追い込まれる主人公であるが、当初は雑魚スキルだと思っていた、【集中】の神展スキルは、実はかなりのチートスキルで....
---異世界を舞台とした、軍事、異能力バトルストーリー、開幕!!