『願いの木』、それは人の願いを叶える木。
山口愁(やまぐち しゅう)は、中学2年生で初めて同性を好きになるという叶わない恋をした。同性愛を受け入れることなく高校生になるが、また同性の「藤澤恭(ふじさわ きょう)」という人に一目惚れをしてしまう。それは、運命を変える恋だった。あるきっかけにより、『願いの木』に出会う。気づくと、そこは、男性しかいない世界だった!!そこでは、普通に男性同士が恋愛をしていて、、、、
これは世界を超えた僕の運命の恋の物語。
『願いの木』-世界を超えた僕の運命の物語-
遥か昔、誰かがその木にすがるように願った。
その木は、人の願いをじっと見つめていた。
また誰かがその木にすがるように願った。
その木は、人の思いをじっと眺めていた。
悠久の時間、何度も同じことが繰り返された。
いつしかその木は、人の願いに応えるようになった。