賑やかな街の一角には「夕館」という名前の館がある。そこのオーナーは夢を集めるのが趣味だという。
1日一度だけ、世界中の人の夢のお話をオーナーは語ってくれる。毎日同じような日々を繰り返して、少し刺激が欲しくなった時、あるいはちょっとした暇つぶしに立ち寄ったりと、夕館に訪れる人はいろんな人がいるみたいだ。
夕館で夢を見るためには、自分の夢と交換するのが条件だ。1つ見るためには1つ、自分の夢をオーナーに渡す。それ以外はめんどくさいルールもお金も必要ない。
今日もわたしはそんな少し不思議なオーナーに会いに、夕館に向かう。
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