作品一覧全2件
連載 5エピソード
 五十嵐流治は歩いていた。ギーギー音がするリヤカーを引きながら。リヤカーに積まれた荷物は数十冊の本と、刀や銃等の美術品や骨董品。全て小説家である流治の祖父が、資料として友人知人から借り受けた物だ。流治は祖父に逆らえない。喝の一声と共に、祖父の代わりに資料を返却しに出かけたのだった。面倒臭いけど、ただそれだけの事。次の角を曲がればまず最初の返却先、……の筈だった。*異世界トリップ物。ハーレムとかそういう感じのにしていきたい。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル] R15残酷な描写あり
最終更新日:2012年11月12日
異世界 トリップ 高校生 オリジナル 読了時間:約27分(13,379文字)
連載 1エピソード
 時は平成云年6の月。  岡山県民俗学研究部、通称オカ研のハリボテ部長こと金尾拓也(かなおたくや)♂は、後輩の尾前後見(おのまえあとみ)♀と共に真夜中の山に繰り出していた。  草木も眠る丑三つ時、とある山の奥から夜ごと金槌を叩く音が聞こえてくるとかこないとか。そんな噂が生徒たちの間に広まっていた為である。  どう考えても与太話。しかしオカ研としては朗報もっけの幸い。  二人が通う高校は部活動の入部を義務付けられているが故、楽な文科系に人が流れやすい。中でも幽霊部員の溜まり場となっているオカ研は学校、とりわけ生徒会にとっては目の上のタンコブ、もといめばちこ。  対外的にも見た目が悪い。ならば膿は出したほうが良い。  夏休み前までに活動実績が見られなければ廃部との御触れが出たのは今年の5月。残す時間は後わずか。  このままでは廃部。そうなれば他の部活への強制入部は必至。  そんな時に飛び込んだこの噂。  事の真偽を見事確かめる事が出来れば、まさしくオカ研の面目躍如となるに違いない。  妙なところで律儀な二人はわざわざ実地まで足を運ぶ事になったのだが、今にして思えばこれがケチの付き始め運の尽き。  その事に気が付くのは、ほんの少し先の事である。  ※三人称の練習で行き当たりばったり書いていこうかと。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル] R15残酷な描写あり
最終更新日:2011年12月25日
オカルト 妖怪 現代(モダン) 恋愛 オリジナル 読了時間:約2分(796文字)