愛するキャラクター達を、不幸な死のストーリーから救いたい。そう誰もが願っているはず。
外資系コンサルタントの早乙女マリアは、”クライアントの幸せのために”をモットーに働く毎日。
ストーリーのよくできたゲームを、息抜きにしては温度の高い思いでプレイしながら何度目になるかわからない行き場のない苦悩を抱いてはため息をつく。
ーわたしなら、こんな結末にしない。
ーこのストーリーを、彼らの幸せごとコンサルタントしてやるのに。
ハッピーエンディングコンサルタント。
それがわたしの、あの世界での役目。
神から与えられた、私の使命。