神々と悪魔の戦いによって五つに引き裂かれた世界。
そのなかでも西の大陸、デモニア大陸はデッドラインと呼ばれる戦線によってなかばから二つに分かたれ、ヒトは数百年間の悪魔との戦いに疲弊しきっていた。
戦線では数多くの祝福者と呼ばれる能力者や、神からの加護を受けた者たちが倒れ、ジリジリとヒトの生存圏は狭まっていた。
そんな戦線からはるか離れた西にある小島、シール島。その島の中の小さな村にガキ大将が一人、声の大きさだけで村のガキ大将になり上がった少年は、英雄に憧れる普通の男の子。
木こりの息子でもある彼は名前をアックスといった。
穏やかな日常を過ごす中、子分であり、良き友達でもあるチョボと虫取りをしていたアックスの前に突然現れた妖精。しかし日常は続き、五年後の悪魔の襲撃にやって崩れ去った。
物語の英雄ではなかった自分の無力感に打ちひしがれながら倒れたアックスが目を覚ますと、そこはチョボとアックスが妖精を見つけた地点だった。
妖精は胸を張って、自慢げに告げる。
「このままじゃ人類は、五年後に滅ぶのよ!」
自分がみた光景に混乱する中妖精から叩き込まれた事実に、二人の少年は目を回す。
「どうにかするカギはあんたよ、チョボ」
妖精は、チョボが受けた神からの加護こそが人類滅亡をどうにかするカギだと言った。
妖精によって急な重荷を課せられたチョボは、迫る刻限の中葛藤し塞ぎ込んでしまう。
日常へと戻ったアックスは、そんなチョボの代わりに、そして自分が憧れる英雄のようになるために、自分が日常を捨てることを決意する。
これは、一人の少年が時間を操る妖精とともに「五年後の人類滅亡」を防ぐために冒険へと旅立ち、道中で仲間と出会いながらも英雄へと成長していく物語である。
5/21〜
週二更新をめどに不定期更新
現在更新停止中(7月24日まで)
6月13日〜
手直し中
全ての読者に感謝!!!!!
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月05日
ネトコン13 シリアス 男主人公 人外 職業もの 魔法 冒険 日常 ダンジョン タイムリープ オリジナル戦記 BK小説大賞 現地主人公 努力 覚醒
読了時間:約99分(49,088文字)