大世歴一九九九年
世界の命運を賭けた百年前の大戦で建国し、最後の砦として勝利をおさめた連合国家『クレイドル連邦』。だが戦後、大地から放出する魔力の氾濫によって、世界中に跋扈した魔獣は人類の生存圏へ多大な被害をもたらした。
その事態を重く見たクレイドル連邦は国家に属しながら民間の側面も併せ持つ、国家防衛連合機関『ギルド』を設立。
実力主義の場たるギルドは、国内外に蔓延る危険な魔獣の排除を業務としながらも、実力に応じて一攫千金の依頼や英雄を夢見て来た者たちのロマンを叶える花形職業となり、今日も彼らは己の野望を叶えるために依頼を受ける。
生活の為にギルドで働く青年ルクスは、今年に起きた災厄の季節たる『凍てつく夏』の影響で貧困に苦しんでいる筈の地域が、魔獣も増えながらも豊かに暮らしているので調査をしてほしいと依頼を頼まれ、相棒にして幼馴染みであるシアと共に不可思議な村へと潜入するため馬車を走らせた。
そしてルクスとシアは村で起こる事件を始まりに、この世界が如何にロクでもないかを知ることとなる。
※合同小説です。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年11月26日
チート ハーレム 戦闘描写あり ダークファンタジー SF要素あり ポストアポカリプス ヤンデレ
読了時間:約128分(63,925文字)