２人の男女のバッドストーリー。

１５歳の中川詩織と坂本来希誰にも吐露できない悩みや考え、かけ離れた理想と現実、変え難かったり、変わってしまった自分の立場と周囲の環境から逃げるために見つけた方法は自分を殺すことだった。 1人目は東京に住み、私立の女子校に通っている中川詩織。家族や友達に恵まれ、楽しい日常を送っていたが、実は、大人の言動に違和感を感じ、静かで危険な遊びをしていた。そう、担任にバレていると知るまでは…

夏、私は夫と娘と尾瀬に来ていた。夫は1人で、私は娘と一緒に行動する。尾瀬の美しい山々を見ていた私に娘が水芭蕉を見つけ、声をかける。