作品一覧全5件
短編
世間では、休日やコロナ禍や退職で家にいる父親は、 家庭内で風当たりが強いらしい。 ああ、そういやうちもそうだったな って浮かんだことを、詩でまとめてみたよ。
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詩[その他]
最終更新日:2020年10月23日
日常 寝顔 父親 読了時間:約1分(281文字)
連載 12エピソード
「健康な人間が減って、吸血鬼は食糧困難」中学3年生に進級した陽当良好(ひあたりりょうこう)は、日間真昼(ひままひる)と3年連続同じクラスで席も隣になった。その日まで、あまり共通点のなかった2人だが、そのきっかけもあって親睦を深めることになった。この2年間、2人の唯一の共通点は、去年・一昨年共に陽当は「セルフケア・マネジメント」で、真昼は同じく「吸血鬼文化研究」で2年連続、夏休みの課題で表彰したことだけだった。中学3年は高校受験の時期。普段は明るい真昼も、「虚弱体質」から来る「進路」について悩みがあるようだ。一方、特に悩みもない陽当。 彼の趣味は「夜・野菜ジュースを飲みながら人気のない場所を散歩すること」という、単なる健康志向の持ち主だった。その日もいつも通り夜の散歩をしていた所、何者かに襲撃される。間一髪の所、それは「魔物」だという謎の美人お姉さんに救われるが、切り傷を見られて謎の美人お姉さんの態度が一転。「美血」の持ち主と言われ、襲われてしまう。 そこへ2人、別々に男女が駆けつける。1人は謎の自称雑誌モデルの外見だけイケメンのお兄さん。 もう1人は、あの真昼だった。3人の吸血鬼チームは、声をそろえて言う。「健康な人間が減って、吸血鬼は食糧困難」これが現代の吸血鬼の裏事情。そんな事実を聞かされ、3人が陽当の奪い合いで 痴話ゲンカを始める。トラブルとは無縁で健康的な生活を送りたい陽当。健康な血液でパワーを得、出世欲を満たしたいという3人の吸血鬼と、そんなトラブルに巻き込まれる1人の男子中学生との1年間の物語。
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コメディー[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年08月30日
日常 青春 ラブコメ 吸血鬼 クラスメイト 中学3年生 健康志向 読了時間:約65分(32,132文字)
連載 7エピソード
2025年。日本で人型ロボットが社会奉仕する光景も当たり前になってきた。高校1年の新川続(あらかわつづき)彼の家は、準貴族。製薬会社の社長は名ばかりの、養父新川透(あらかわとおる)は、栄養品の素材を求め、外国の秘境へ取引する日々。養母は愛想を尽かし、義妹を連れ実家へ帰った。 残された邸には、居候の姉達・詣友理(もうでゆうり)ら4人と、3人の見習いメイド……はGW目前に辞職。人員補充に奔走するハメに。一方、メイド商工会議所所属、Sinは日本初運用の人型メイドロボット(通称:アンドメイド)だったが、この日も奉仕先で大失敗。朝から返却される。人に似せるべく付加された機能の数々は、彼女の職務の支障となった。彼女は、直列の姉妹や同試験型のCos、Tanらと比べ落ち込む毎日だった。高校の帰り、サインを見かけた新川は、跡をつけその日に契約。 補充に安堵する新川と4人の姉だったが、失敗続きで契約解消を促すサイン。しかし、新川邸の一員として迎え入れられる。普段はドジなサインだが、シークレット・コードを受信し、自社でアクティブ化すると早変わり。高戦闘力を有し、数々の事件も時に姉妹と協力し解決してきた、特殊治安維持型ロボットへ変貌する。この時代、テロリスト、各サイバー攻撃などの対人間犯罪を始め、レジスタンス(野良)・ロボと呼ばれる前世代のロボットが、時に自らの意志で社会や人間に対し危害を加えることも稀にあり、社会問題となっていた。夏休みの日、化学工場が火を上げた。現場の調査へ急行する新川とサイン。中には、人間社会へ復讐するレジスタンス・ロボの姿があった。自己強大したレジロボの圧倒的質量に、サインは苦戦。新川の機転で拘束に成功するも、暴走し新川に襲い掛かる。間近に見たサインは、リミッターを外して応戦。意志なく復讐の雄叫びを上げるレジロボに、最後まで説得を続けるサインが必死の拳を叩きつけ、両者は大破した。 姉妹らの協力と総力で復元に費やすも、サインの全ては戻らなかった。 迎えに来た新川。初対面のように接するサインに困惑するも、一緒に埋めようと手を差し出す。 帰路の途中、新川に触れたサインに変化があった。そんな暖かさを胸に、2人は帰路に着いた。2人の帰りを、みんなが待っていた。そんな近未来の、人とロボットの恋愛SF
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空想科学[SF] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年08月11日
身分差 年の差 日常 青春 ハードボイルド ホームドラマ ヒーロー ラブコメ 近未来 人工知能 2025年 アンドメイド ロボット SF &MAID 読了時間:約38分(18,842文字)
連載 6エピソード
 地方から上京し美大を卒業した主人公:此上数多(このうえあまた)は、 就職せずにやることなく、アルバイトと安眠するための装置と称して、 トーテムポールを彫刻する毎日だった。  交友関係に乏しく、他人との関係は自ら作ろうとしない彼だったが、 たびたび美大時代の旧友、野辺友也(のあたりゆうや )が訪れていた。 野辺もまた卒業制作のとある出来事からか、 イベント舞台設営のアルバイトで生計を立てていた。  彼に誘われては飲み会や合コンの数合わせに参加していたが、 野辺の陽気さや外に出ることの楽しさは認めつつも、 内心では他人への配慮や自分の評価に頭を使うような現状に辟易し、 嫌気がさしていた。  此上にとっては彫刻を掘ることが充実感であり、 完成した作品を飽きるまで眺めることが唯一の至福の時間だったのである。    野辺は今日も陽気に誘いに来る。そんな彼らの1年間の話。 ※この作品は3話まで「http://hito.enbbs.jp/essay」にも掲載していました。 (加筆・修正を加えて「小説家になろう」にて掲載中です)
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2020年08月02日
日常 青春 ハードボイルド ホームドラマ エンボスの夜 2010年 読了時間:約33分(16,314文字)
短編
春先に、雨が降った。 冬よりは暖かく、春よりは寒い、そんな雨だった。 私は、久しぶりに地方の友人とたわいないやり取りをしていた。 コーヒーが切れたので、コンビニへ出かけた。 その帰りに、私は大きなカエルの鳴き声に気づき、存在に気づく。 そして、そのカエルのたたずまいから、何か根源的な情動が わいてくる。 ※この作品は「http://hito.enbbs.jp/essay」にも掲載していました。 (加筆・修正を加えて「小説家になろう」にて掲載しました)
作品情報
詩[その他] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年07月30日
日常 ハードボイルド 読了時間:約5分(2,101文字)