異世界転生などにより、善なる悪役令嬢たちが活躍した時代より数十年。
世界は、悪役令嬢という肩書きに支配されていた。
悪逆無道な女たちが自ら悪役令嬢を名乗り、傍若無人に振る舞う日々。
処刑や断罪など恐れない。なぜなら悪役令嬢とは『幸せな結末』を迎えるものだから。
幼い少女フユリンは、最低最悪の悪役令嬢マリアンヌの手によって、愛する姉と両親を失う。
それから六年。フユリンはマリアンヌに復讐するため、行方不明の家族を見つけ出すため、すべての悪役令嬢の人生を潰すために旅に出る。
フユリンは仲間を増やしながら、自らのいる世界と、悪役令嬢たちの秘密へと迫っていくのだった。
※全体的に胸糞エピソードが多めです。
もちろん、勧善懲悪です。