孤独死に怯えて彼女を作ろうと始めたマッチングアプリ、引っかかったのはパパ活で生活費を稼ぎネットカフェで寝泊まりする十六歳の家出少女だった。
ふとしたきっかけで始まった家出少女とおじさんの不思議な同居生活。次第に心を開いていく七海と、そんな七海を見守るうちに絆されていく三十九歳のおじさん匡之(ただゆき)。
だが、二人が徐々に距離を縮めて、ついに結ばれた翌朝に七海は姿を消してしまった。短い置き手紙を残して…
「ありがとうおじさん、楽しかったよ」
※この作品は作者の別作品、異世界救った帰還勇者だけど魔法少女の使い魔始めました。と世界観を一部共有しています。が、魔法は出て来ません。
※シリアス路線は苦手なので、シリアスな場面にもブラックジョークやコメディ的表現が入ります。基本的にハッピーな方向にしか行かないので、重い話や悲恋が好きな方はごめんなさい。