──私に恋？ 19歳の皇太子が？
『ご冗談を...ふざけないでください。』
「悪女侯爵」と呼ばれたクラリス・ローゼンバーグ、39歳。
実は彼女は、前世でお局様にいじめられて自殺した元OL。
二度目の人生こそ幸せになりたかったのに、気づけば気丈に振る舞いすぎて「冷酷な悪女」として周囲に恐れられる日々。
結婚もできず、若く美しい王女や侍女たちに嫉妬する毎日──だったはずが。
ある日、若き天才皇太子アルセイン（19歳）から、まさかの熱烈プロポーズ！？
「私が、あなたを幸せにします」
……は？ 冗談でしょ？ 年の差20歳よ？
心の傷と自己評価の低さで恋を信じられないクラリス。
けれど彼のまっすぐな想いに、少しずつ閉ざしていた心がほどけていき……？
年の差20歳×悪女侯爵の、逆転溺愛ラブストーリー。
「もう遅い」なんて、誰が決めたの？
──幸せは、何度目の人生だって、ここから始めていい。
