物語の主人公のようになりたい…それは一度は誰しもが考えることだ。
しかし、主人公のような容姿や才能、不屈な精神等は限られた人しか享受できない。
大抵の人は「才能がなかったんだ」「生まれが悪かったんだ」とあきらめる中、あきらめずに主人公のようになろうと努力する少年、佐藤光希がいた。
佐藤光希はひときわ主人公への憧れが強く、そして努力家であった。容姿や才能に恵まれていない中、努力によりテストでは学年一位、部活ではレギュラーで県大会進出とまさしく主人公と言われるような結果を残していた。しかし、こんな状況も転校生、神崎隼人により終わりを迎えることになる。
神崎隼人が転校してきたことにより、テストでは学年二位に、部活ではレギュラー降格となってしまう。
そう、神崎隼人は紛れもない本物の主人公だったのだ…
佐藤光希は本物の主人公をまじかで見て一度は諦めかけたが、主人公になることを改めて誓う。
はたして佐藤光希は神崎隼人から主人公の座を取り返すことが出来るのだろうか。