夏、真っ只中の8月10日。
夕暮れ時になり、遊んでた友達と別れて家に帰る途中、木々の間に奇妙な道を見つける。
「こんな道あったっけ…?」
興味本位で足を踏み入れると、
急に強いめまいが襲い、目の前が真っ暗に…。
「 ! ? 」
意識を取り戻した俺は、
周りの光景を見て、衝撃を受けた。
遠くに見えるのは、天を貫く一点の光のような、超高層の建物。そして、その建物を取り囲むようにそびえ立つ、赤黒い不気味な光を放つ3つの塔。
その麓ふもとには、深くまで、屋台や住居のようなものが煌々と灯りをつけてひしめいていた。
そこはまるで"異世界"だった。
異世界と言う名の迷宮に迷い込んだ
この物語の主人公「上野スズヤ」は、数々の謎を解き、元の世界への道を切り拓くことが出来るのか?
この世界の真実を知ったとき...
主人公の運命は……。