※暫く新旧混在となっています。
【新題版(彷徨える英雄の再起録)あらすじ】
嘗て異界から招かれし1人の少女によって世界は救われた――――それは誰もが知る少しだけ昔の御伽噺だ。
その戦乱を基に記された御伽噺だが、お話はお話。最後「めでたしめでたし」のその後なんて誰も気に留めることはない。
物語の主人公――――何の縁も所縁もない少女が何を想って何を為し、そして何を得たのか。
表舞台から姿を消した英雄は1つの異変を契機に再び人々の下へと舞い戻る。誰も知り得ない「めでたしめでたし」の後話―――"救世の使者"ではなく"ただの少女"としての日常を過ごす為に。
【旧題版(忘却された御子と新生した少女)あらすじ】
かつて、とある世界に異邦の救国の果てに道を諦めた少女が居た。
かつて、とある世界に現実との乖離に悩み道を断たれた青年が居た。
決して交わることのない両者の道は、風前の灯火に喘ぐ少女が招いた想いの果てに交錯を齎した。
その時、救国の英雄――――“御子”と呼ばれた少女は、新たなる出会いと共に新たな道標を手にする。
顔も知らぬ吟遊詩人が語ることのない“めでたしめでたし”――――その続きを。