「私は映画を作りたいのです。」
監督と名乗る侵略者に支配された世界で、彼女は転移&追放ものの映画を作るため、撮影協力をこの世界の全ての知的生物に要請した。
王国の騎士アルス・ローランは、自国の民衆を守るため、映画の主人公である転移者に殺される勇者役を引き受ける。
この世界でたった1人だけ真実を何1つ知らない転移者と、憎まれ役を演じ続けなければいけない勇者の関係性はどうなるのか?
他の勇者パーティーのメンバーである聖女役、戦士役、魔法使い役との関係性はどうなるのか?
映画制作の過程で勇者は王国を守れるのか?
転移者の物語は、果たして完成するのか?
絶望的な運命に収束する勇者の戦いが始まる。
メタ発言になりますが、この勇者負けます。
負けまくります。
卑怯な手は可能な限り避けますが、使わなくはないです。それでも、負けます。
どれだけ負けても絶対にめげない主人公を読みたい人は好みの話だと思います。
是非、読んでみてください。