岡本淳也(オカモトアツヤ)は年齢52歳、妻子あり、IT企業に勤める出世レース負け組のお荷物サラリーマン。ある日、会社のあるビルのエレベータで若い女性と遭遇する。その美しさに見とれ柄にもなく「この人になりたい」と強く想いを抱いたところ、なんと彼女になってしまう。彼女の名は桐生麗華(キリュウレイカ)、年齢は25歳。量子物理学、大脳生理学、ニューロ・コンピュータ・サイエンスの権威で天才。そして彼女はちょうどアツヤと会った同日同時刻に死んでしまう。レイカの容姿を受け継いだアツヤは、彼女が残したものと共に、今の生活を続けるべく様々な課題に挑戦する。