「朝日、お父さんの会社のゲーム、条件付きでやってくれない?」「…え?」
父親がVRゲーム制作会社の偉い地位にいるせいで、えこひいきする可能性があるからとVRゲームが出来ない朝日。ある時、王道プレイをする人が多すぎるため、実装出来ないイベントやクエストがあり、それを実装するために職業や種族を制限したうえでゲームをプレイしてくれないかと頼まれる。ずっとやりたかったゲームを出来ると聞いて、即座にOKするが…
「選んでいい職業と種族、少なすぎ!」
そんな朝日ことヨヅキは、超制限された職業と種族の中からどうにか自分の納得できる職業と種族を見つけ出す。それは…
「吸血鬼と…暗殺者?」
最恐の組み合わせを見つけ、すぐにトッププレイヤーを凌駕するステータスとなるヨヅキ。だが彼女の暴走はここで終わらなかった。
「王道プレイ以外でって言ってたし、せっかくなら普通の人がやらないことしよ!」
これは最初から最強でありながら、我が道を行きすぎてしまった最強最凶最恐暗殺鬼少女がゲームで暗躍する物語である。