侵攻を信仰が阻む訓練兵・空軍・傭兵・老兵・闇の帝王。それ等の攻撃をかわし、海岸線に辿り着いた猛者達が語る負け戦。 　故に私も語る事となった。 　海を目指し夜明け前に走り出した自転車が入り込む幻想文学の世界から。

　創り笑顔の嘘染みた街やキャンパス・ライフに疲れ、気まぐれに描いた虹が時空の扉を開く、見失っていた色を追いかけ星が流れる夜汽車に乗り込み、明日を塗り替えようとした旅の先で夢色を取り戻す。 【仙道企画その７】への参加作です♪

　初めての事には、右も左も分からず孤独を感じるもの。 　ただ我武者羅に、ただ黙々と、前へと突き進む者を煙たがり、邪魔をし貶め嘲笑う者も居る社会。 　周囲は無関心を気取り助ける事はせず、伝聞く話は嘘ばかり、敵は視えても誰が悪者か何が悪意かも判り難い世の中。 　けど、そんな人世にも理解者は居る。 　手を取り合い、前を見据えて立ち向かえ！ 【仙道企画その７】への参加作です♪

　鮭の帰省す水の味を辿る旅の果て。

　オカルト誌『Ａｒｇｏ』の名は、ギリシャ神話に出て来るアルゴナウタイ（Ἀργοναῦται）から、航海に挑む英雄の志で未知なるモノにも立ち向かわんとして付けました。

　二月も半ばに寒波襲来を叫ぶメディアが煩くて、季節外れに詩を詠む。

　東西南の三方へと丘が始まる街には川も多く、各々に神様を祀る神社が置かれているが、南方の丘上にある神社は参道の途中に池を有し、本殿とは別の神様が祀られ、その池中の奥に奉られるお社の裏には飛び石が三つ、その飛び石に立ちお社に願えば叶うというが……

　青森の漁港に荷揚げされた囮を取り巻く状況に翻弄される三下奴、逃走の末いつの間にか囮が本陣を炙り喰らい出す。

　箱を飛び出す期待の形。 　〜三部作の第三話〜

　箱に詰めたは努力の味。 　〜三部作の第二話〜