これは伝説の『暴走族』が『魔法少女』になって世界を救う物語。
2036年8月、太平洋上空で旅客機の乗客乗員が宇宙人と遭遇し、生存者一人を残して全員が行方不明になった。この事件をきっかけに日本各地の都市部を中心に《バニッシュミスト》が出現し、神隠し事件が頻発する。
経済への影響は過大で社会人の10人に7人はリストラを経験する時代が訪れた。職を失い自殺を覚悟した者は後を絶たなかったが、その命を絶った者はわずかだった。それは彼らの前に異界の存在『ユウウツバエ』が姿を見せるようになったからだ。
ユウウツバエは負の感情を抱いた人間の心を揺さぶり、攻撃的な性格に変容させた。攻撃的になった人々は各地で暴動を起こし、日本の治安レベルは地に落ちた。こうした時代背景から、日本各地で暴走族が再興した。
ユウウツバエに洗脳された人間を元に戻せるのは『魔法少女』と呼ばれる存在だけ、そう信じられている。この物語は、レディース総長でありながら正しき心を持った26歳の『少女』が、人々を魔の手から救うため『魔法少女』になることを決意するものである。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認するものではありません。
※本作品はカクヨムにも掲載しています。