遥か未来―――――
人類は過去の世界大戦と同規模、いやそれ以上に大規模な戦争状態にあった。しかし、相手は同じ人でも少し違う、〝異能者〟。
彼らはその身に人の手に余るモノを宿していた。
超能力。
その能力は多岐の及び、電気をあやつる者、氷をあやつる者、火をあやつる者、風をあやつる者など、まるで神話から飛び出た英雄のようだった。
彼らは神の使いとも、新人類ともいわれ、尊敬の念を集めた。異能者たちは人々に甘やかされる内に、次第に能力を持たない人々を蔑みはじめ、ついには、遊びのように殺し始めた。
人々は異能者に対抗するため、国際対異能者武装組織〝天罰部隊〟を結成し、暴走異能者の討伐に当たった。
そして過去に類を見ない、人類と異能者達の戦争が始まった。
戦争 超能力 軍隊
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