そこそこの学歴、そこそこの顔、ただし、恋愛運の無さは右に出る者がいない、ちょっと変わった大学一年生、雲雀晋也。そんな晋也の住んでいた地元には、一つの興味深い噂が流れ出していた。その噂というのは、『町外れにある無人の館には、何の変哲もない、どこから見ても普通のノートパソコンがある。そのパソコンを起動すると、今の人生でやり残したことをしたくなる衝動に駆られ、今の人生と同じ人生を後悔なく、歩むために、思い出深い地で命を失ってしまう』というものだった。晋也は、幼なじみの怪死をきっかけに、その噂を調査していくことになる。
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