天使と悪魔は対立して決して交わらぬもの。
そう言われていたのは昔のこと。
幼馴染みであり友達であり好敵手である天使と悪魔がいた。
天使と悪魔は幼い頃より互いに競い合っていた。
それは徒競走だったり力比べだったりと様々だったが、ある日『どちらがモテるのか?』という言い争いになった。
「そんなの、あたしの方がモテるに決まっているでしょ」
「いいえ、私の方がきっとモテます」
言い争いは二人では決着がつかなかった。
他の天使に聞いても悪魔に聞いても、天使は天使を推し、悪魔は悪魔を推し、決着がつくことはなかった。
天使と悪魔はこの勝負に決着をつけるため、完全なる第三者である人間に勝負の行方を託すことになった。
これは連綿と続く天使と悪魔の戦いの中の、一幕の物語。
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