幼い頃より転校を繰り返してきた神居海斗には友達の価値がわからなかった。あの日、少女・帝田結衣に出会うまでは―――。
どこにでもある田舎の小学校に転校してきた彼は、四年一組の教室で自らを幽霊と称する少年、新垣結希と出会う。
一人寂しく教室で伏せ、学校にきているのに嬉しそうではない、彼の様子に海斗はかつての自分の姿と重ねた。
少年は決心した。
「新垣くんを――――僕のはじめての『男』友達とする」
複雑な人間関係、環境、感情が交差する個性豊かな四年一組!
かつて誰にでもあったかもしれない幼かった日々を思い出させる、ありふれたな日常を描いたちょっぴりシリアスな学園コメディ。もしかしたら恋愛もあるかもね。