神隠し、忽然と消え、変死体で出てくる――そんな怪奇が日常になってしまった世界で、それとは全く縁の無かった一人の少女、神崎千夏(かんざき せんか)はある日を境に『人ならざるもの』に命を狙われる身になってしまった。
どこへ逃げても無駄と嘲笑うかのように執拗に追い回され、遂には殺されると思ったとき、助けてくれたのは2人の青年、蓮と悠理だった。
そこで彼らから告げられる、「お前は俺らを殺す危険人物だ」と。
彼らもまた、『人間』ではなかった。
鳥籠の中に捕われた安全な生き方と、鳥籠の外で自由に、しかし死んだら全て終わる生き方。
どちらが幸せだと思いますか――?
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
残酷な描写あり
最終更新日:2015年07月12日
ファンタジー 悪魔 輪廻
読了時間:約130分(64,746文字)