時は平成初期、昔ながらの暮らしが残る漁村のしがらみから逃れようと、佳也子は京都の短大へと進学します。
初めての恋や、いくつかの失恋を通して少しだけ大人になった佳也子。何の因果か気の迷いか、戻らぬつもりの故郷へと帰ることを決断します。しかし、それからが一難去ってまた一難。
事件に遭遇したり、手酷い失恋に泣いたり、家を買って三姉妹で暮らしたり、猫をもらったり、友人と大喧嘩したり、転職を繰り返したり、介護したり、結婚したり、子育てしたり、とにかく紆余曲折、山あり谷あり。
そんな佳也子が幸せになるまでのお話です。
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