『更級夜斗』異能を学ぶ教育機関の一つ、九十九学園でその名を知らない人は誰も居ない。『無能者』『身贔屓特待生』『落ちこぼれ技術者』彼を冒涜するための肩書きは数多ある。悪い意味での有名人。 　だが、『黒須才華』は知っていた。学園でも『高嶺の花』『深窓の令嬢』『九十九の女王』と呼ばれる彼女は、彼が更級夜斗が本来の実力を隠していることを。その秘密が明らかになる時、物語は紡がれる。

穂希は乾いていた。学業、部活、青春、どれも全て充実していた。一番にはなれないけれど、無難なテストの順位。エースと呼ばれることは無いけれど、上手と言われるくらいの身体能力。彼女はいないけれど、異性の恋人にしたいランキングではそれなりに。 　そういう充実が退屈過ぎた。劇的な変化をもたらす起爆剤を心底から願っていた。 　故に、彼の趣味は読書であった。それもこの時代では風化してしまったファンタジーや神話、伝説、そういった空想でしかない虚偽にまみれた物語をこよなく愛した。 　だからだろう。あまりにも渇望し過ぎた穂希の願いを受け入れた神が、一般人である彼を超人、魔人、神人と呼ばれる化け物の住まう裏の世界へと案内したのは。

《Cross Hearts on-line》ＶＲＭＭＯが出てから３年後に発表されたゲームだ。普通に考えれば乗り遅れていると言っても過言ではない。しかし初期ユーザー数１万人を超えるほど熱くなると言われていた。 　それは完全無料制を取ったからだ。ゲームにスポンサーを付けるということで完成したこのゲーム、オープンと同時にＧＭに言われた一言が俺達ユーザーの未来を変えた。 　デスゲーム開始。あまりに理不尽な俺の第２の生活が始まった。

　インフィニティーフレームと呼ばれる軍事兵器はあらゆる過去の兵器を凌駕していた。 　 　インフィニティーフレームを使用するための若者を育てる機関『天道学院』が設立され、そこは各国共同で造られており、色々な人種が在籍していた。 　そこへ一人の転入生が現れることで物語は進んでいく。

　少年は優しすぎるが故に退学となった。 　そんな少年の新たな世界での生活。それは想像を絶する世界。力を持つ者が生き残る世界だった。

　罪を抱えし少年少女達は目覚めると見知らぬ校舎に居た。そこは何をしても自由なところだった。 　しかし犯す、殺す。この二つは例外だったこの二つを行う為には、あるルールを守らなければならない。それは行いたい相手の罪を知ることだった。 　さぁ探り合え、生き残るために！

　俺こと神咲　零は端から見れば最高に良いポジションにいる男だ。毎朝、幼なじみに起こされ勉強は成績優秀な女の子２人にご飯に至ってはお嬢様の特製弁当。でも、な。俺はこんなポジションいらねぇんだよ！　誰か代わってくれないか？ 　 　そんなこんなで零の日常ハーレム？系物語始まります！