作品一覧全2件
代表作 連載 54エピソード
悪役令嬢シノンは前世を思い出した日、それは自身が処刑される数時間前だった―― 乙女ゲーム『聖女と6人の貴族』はどのルートでも悪役、つまりはシノンがエンディングで凄惨な末路を迎えることで有名な学園モノの乙女ゲームである。 「絶対に死んでやるものですか。ここから逃げ延びて、私は穏やかな田舎でスローライフを送ってやる!」 シノンは刻限間近で逃亡を開始するがこの世界には人を喰う怪物、人工生物が蔓延っている、というスプラッタな設定が追加されていた。 逃げ出して早々にシノンは彼らに出会いそこから爪弾き者たちの賑やかな逃亡生活が始まった。 「旅をしたいだなんて一言も言ってない!」 尚、シノンの望みは叶わないものとする。 この作品はpixivにも投稿しています。
作品情報
異世界[恋愛] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年03月27日
ギャグ シリアス 人外 ハッピーエンド 悪役令嬢 恋愛 勘違い 読了時間:約246分(122,576文字)
連載 完結済 9エピソード
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。 そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の生存権を脅かし始めた。 10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。 渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。 そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。 全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。 本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。 止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。 遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。 死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。 (毎日更新、全9話)
作品情報
空想科学[SF] 残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月15日
ディストピア 読了時間:約35分(17,137文字)