突如現れた魔王と名乗る存在によって、人類滅亡の危機に瀕した剣と魔法の世界。 そこに【勇者】と間違えて、御伽話の中だけの存在だと思われていた【賢者】として召喚された主人公、伊藤聡はその魔法チートをフル活用して魔王軍を一掃する……かと思いきや、最初の一歩から盛大につまずいてしまう。 原因は、この世界のほぼ全ての物質が持つという魔法に対する耐性、『魔法抵抗』だった。 火魔法は見た目がどれだけ派手でも火力がライターレベルで、水魔法は撥水されるしすぐ消える。 土魔法の強度もスナック菓子と同程度。 そして風魔法は、少し大きめのホコリといい勝負になる程度の風力しか出せないのだ。 そんな頼りない大道芸を手に、味方の世界最強格達と共に剣を振るい、立ちはだかる巨大で凶暴な野生動物達と殺し合い、暗躍する特異な能力を持った魔王の魔の手を見つけ出す。 囲まれ鍛えられ翻弄されながら、賢者は今日も無い知恵をひねり出し、真実を追い求める。 約束を果たし、全てを救うだけ物語、ここに開幕。

空の上には宇宙ではなく別の世界があり、この世は地球を中心として九つの世界が層状に重なってできている。 その事実が発覚してから二十年。最下層の地球では未だ混乱が絶えなかった。 そんな世界に住み続けることに不安を覚えた少年、祈里は別世界への引っ越しを決意する。さっそく唯一の家族であり悪魔でもある妹の力を借り、候補の世界を下調べしに瞬間移動。 だがいざ訪れると、異世界もわりと安全ではないようで…？ 「ねえ、地図にあった街で無事なところが一つもないんだけど」「……へ？」 これは、異世界に引っ越しするために実地視察しに巡る悪魔と人間の物語。

魔王を倒すと邪神によって時間を戻される世界。 そこに魔王を倒す運命を背負った勇者として召喚された主人公は、世界のリセットを幾度も経験しながらも奮闘し続け、遂に元凶の邪神を討伐する事に成功した。 だが、女神のミスでまたも世界がリセットされる事になる。 「まーた最初からやり直しかよ……」 しかも今回の魔王軍は今までとかなり毛色が違っているようで……？ 幾度も異世界を駆け回り、もはや歩く異世界ウィキペディアと化した男が過去最高難度の魔王攻略に挑むっ！

異世界に召喚された高校生は、一年かけて仲間と共に何とか魔王を打倒した！が、なぜか召喚されたばかりの状況まで戻されてしまった。 魔王を倒しても結局に戻ってしまうということに気づいてしまった勇者は深い絶望に囚われた・・・りはせずに、また普通に魔王を倒しに行くのだった。 「う～ん、今度は武器縛り・・・いや、どうせならタイムアタックやってみるか」 あっという間に終わる物語、開幕っ！ カクヨム様の方に重複投稿させていただいてます。