人や物、自然について思ったことや感じたこと、ある何かについてふと思いついたことを文に綴ってみました。

『自ら命の絶った者の残りの時間を橋渡ししましょう。』少年はそう言って、今日も独り妖艶に微笑んだ。『貴方も時間を放棄にしに来たのですか？』なんて愚かな行為だろう。少年はまた皮肉気に嘲笑った。

名を呼ばれて目を開けたら、誰もいなくて何もない世界がそこに広がっていた。認識できるのはどこからか聞こえて来る声と自分だけ。その世界に取り込まれた少年はそこで生きていくことになる。時々お客がやって来ては、全てを諦めた少年を和ましていく。

普通に歩めるはずだった人生をある男との出会いで脱線させられた十七歳の少年・木村水城。「お前を抱かせろ」と迫られて、あわてて逃げ出すがそれからも男はしつこく迫ってきてとうとう――…。

前世の記憶を持つ少年少女たちの物語。前世から仕えてきた主のために、『鬼』と呼ばれる者たちを消す役目を背負ってる少年少女たちだが、本当の敵は過去の過ちの中に居た。

高校一年生の皇遥《すめらぎはるか》を突然困惑の極みに陥れたのは、魔王陛下直属の部下・キラとルルだった。二人は遥と妹が二人の魔王陛下の婚約者に選ばれたといっていて…――？！日本政府と異世界が同盟を結んでたり…ハチャメチャなんでも有りな世界と、何でも許しちゃう人々たちで溢れたクスリと笑いを誘う物語始動開始！！禁断だってありなんです！

告白されて気がつけば誰かと付き合っていて、気がつけば別れ話で終わり。そんなことを繰り返してきた男の子は、ついには彼女の捨て台詞に「一生本気で恋なんか出来ない」と言われてしまい、さすがに傷つく。そんなときに告白してきたみも知らぬ女の子がいて―。

中途半端な時期に都会から田舎への突然の転校。まるで何かに吸い寄せられるかのように玉木家の故郷に戻ってきた悠二。ようやくすべてがなじみだした秋、それは暴れだした。皆が皆、他人を―己を信じられなくなっていく。神と人の絆と少し怖い物語。

同性夫婦・学園もの等、同じ世界に住む人たちの生き様物語。年の差や許されない関係に陥りながらも、それぞれ懸命に幸せを求め、あがく…？

近所の幼馴染同士の不器用な恋物語。人を好きになることに臆病な明良《あきら》と、人付き合いが上手い秀治たちは互いを知りすぎているという自負で、徐々にすれちがっていく――。