悪魔。この世にいるのだか、いないのだかわからない存在。あやふやで、だからこそ恐ろしい存在。
そんな悪魔にまつわる研究をしている青年のお話。
みなさんは悪魔を信じるだろうか。信じる人もいるだろうし、信じない人もいると思う。どちらが正解というわけでもないし、どちらが不正解というわけでもない。悪魔の仕業と言われるものはほとんどが科学的に証明できる。
ただ、本当に稀ではあるけれど、科学で証明できないことも世の中にはある。そんなありえないことに向き合って解決しようとする人間もいる、と心の隅くらいに留めてほしい。
話の題材的に宗教的な描写が出ますが、特定の宗教を指すものではなく、もちろん宗教否定でもありません。また、出てくる固有の名称についても仮想のものであり、あくまでフィクションですのでご注意ください。