『終焉の来た世界には記憶なんて要らない』それは誰が言った言葉だったか。
舞台はネット上に無数にあるMMORPGの中の一つ。そのゲームは人気を博したが、時代の進化に対応していけずにサービスを終了しネットの海に消えるはずだった。だがデータは全ては消去されておらず、ゲームの中に居る人々は自分達は消される運命だった事も知らずに日々営みを続けていた。
そんな世界にアルビレオという名の青年が落ちてきたのだが、彼は記憶喪失だった。彼を拾ってくれた人達と共に賞金稼ぎを生業としていたある日、とある依頼の帰り道に聞いた事のない街の噂を聞くと、彼等は興味本位でその街へと足を運んだ。この小さな行動が引き金となり、やがて世界と自身の記憶へと迫って行く物語である。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2014年11月06日
記憶喪失 青年 獣人 死神 吸血鬼 剣と魔法 銃 開発が終了したMMO
読了時間:約129分(64,028文字)