「25人一緒にいられれば、それだけでよかった」
ごく普通の高等学校に属する、2年E組。けれどこのクラスには、“全員超能力者”という秘密があった。
そんな彼らの元に突如届いた、一通の手紙。
『皆様には、宴に参加して頂きます』
それをきっかけに、生徒が1人、また1人と姿を消してしまう……。
なぜ2-Eを狙うのか? 差出人の目的は? 消えたクラスメートの安否は?
そして誰かが言った。
「この中に、犯人がいる」と。
徐々に疑心暗鬼になっていく生徒たち。どんな策を練っても、1人ずつ消えていく運命は変えられない。
壊れていく日常と絆を守るため奮闘する超能力者たちが、その裏に隠された辛く哀しい真実を紐解いていく──。