高校3年生の湊和樹は湊瑞樹の兄(自称)である。関西の私立高校に通う一般的な男子高校生である。
そんな和樹には一人困った奴がいる。それは自分勝手で嫌がらせをしてくる困った妹である瑞樹の存在だ。
ある日瑞樹に呼ばれた和樹はとんでもない命令をされる。
「私を慕っている後輩がいるの、その子が今日から和樹の彼女ね」
自分の知らないうちに妹に彼女を作られてしまった和樹は頭を抱える。声も形も知らない彼女と過干渉を通り越して人権侵害を平然と行ってくる妹。
倫理観のない妹と決定力のない彼女と味方のいない兄(自称)の恋愛物語。