俺は名乗るほどの人間じゃない。ただの引きこもりだ。自己紹介は控えさせて貰おう。
いや、強いていうなら、「ツイーターの王」と呼ばれていたことか。
ツイーターのフォロワーは12万を超え、レスバでは負けなし。舎弟みたいなのも沢山いた。
そいつらと一緒に大手実業家のアカウントを凍結させたり、俺に楯突いたやつなんかは作る度にアカウントを見つけては凍結させていた。
いつの時でも俺が最初に相手を言い負かし、凍結させる大義名分をぶんどっていた。そのために法律もそれなりに覚えたし、そこが取り柄といえば取り柄だ。
そんな俺は、異世界転移にお呼ばれしてしまったらしい。「ツイーターの王」は「異世界の王」に成り上がる、ってか?ドキワクが止まらないぜ!!
※この作品は、相容れることの無い死生観を詰め合わせた、いわゆるどうしようもない塩(えん)です。
※決して異世界転移・転生を主題に据えた多くの作品を否定する趣旨がある訳ではありません。
男主人公 現代 バッドエンド シリアス
読了時間:約5分(2,365文字)