この物語の主人公「桜本 太郎の助」は、パッと見、どこにでも居そうな男子高校生。
ただちょっと違うのは、彼は異常な程、超ロック好きの、音楽オタクであるということ。
音楽の事なら何でも聞いてくれ、ギターの事も、俺に任せてくれ、ギターの腕も超一流だ、とクラスの皆に話していた。
文化祭の季節、彼の演奏を聞いてみたいという声がクラスの中で持ち上がる。
担任も、それには大賛成。
こうして、彼の意志とは関係なく話は進み、彼は文化祭のステージでバンドをする事となった。
それを聞いた桜本太郎の助は、顔面蒼白。
それもそのはず、実は彼は、ギターなど弾いたことはおろか、触れたことも無い。本当にただの音楽オタクだったからだ。
ギターの腕が超一流なんて、ハッタリだった。
今更本当の事を言うわけにもいかない・・・。
そんな中、ボーカルに立候補する一人の生徒。
いよいよ引っ込みがつかなくなった。
桜本太郎の助は、覚悟を決めてバンド活動をスタートするのであった。
この物語は、主人公、桜本太郎の助と、志しを共にする仲間たちとの出会い、恋、衝突、そして、登場人物の成長を描いた、青春の1ページの話である。
※mixiの日記で、何気なく気楽に書き始めた物を、投稿しています。
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