作品一覧全2件
連載 完結済 5エピソード
冒険者パーティー『七星の団』任務失敗により壊滅。 評判の良かったギルドの看板パーティーの突然の悲報に多くの者が違和感を覚える中、 「王立調査団 ケントゥム」から派遣された2人の調査員「ロクドウ」と「アン」が団の壊滅の真相を探りに冒険者ギルドを赴く。 そこで『七星の団』は7人パーティーであるにもかかわらず、その任務には4人で向かった事を知る。 なぜ人数が欠けたまま向かったのか。ロクドウとアンは直前に団を抜けたという3人の元へ事情を伺う。 その中に、自分たちが追っている「完全犯罪し放題な連中」が紛れ込んでいると睨んで。 調査を進めると元団員の中に、貢献度が低いという理由による脱退……もとい追放された者がいたことが分かる。 その元団員に尋ねると、実は途轍もない能力を持っていたようなのだが…… 「そもそも個人の働きを評価した上での理由でクビにする場合、いきなり当日に通告するものか?」 「能力はあるはずなのに何故それを売り込まなかったのか?」 「その能力をどのようにして得たのかを『説明』できるか?」 それらの問いに元団員は答えることが出来なかった。 説明能力がないからではなく、後ろめたい手段によって力を得たためだ。 チート能力というのは選ばれた者の特別な力ではなく、世界のバランスを壊す非合法な不正能力なのだ。 「では改めて自己紹介を。我々の所属は王立調査団ではありません。『ファゾム』――またの名を、異世界不正捜査班という者です」 「不正な方法で強大な力を行使する輩を、私たちは『チーター』と呼称しています」 ざまぁ展開を作り出そうとしていた転生者……否、チーターを、 ファゾム‐異世界不正捜査班‐が追い詰めていく。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月19日
シリアス 西洋 チート 読了時間:約76分(37,621文字)
連載 11エピソード
国と呼べる規模の盗賊団を率い暴虐の限りを尽くした男がいた。 周りから畏怖を込め『盗賊王』と呼ばれた男だったが、遂に敵軍に追い詰められ最期の時を迎えようとしていた。 死の間際に『盗賊王』は、あらゆる願いを聞き届ける禁呪を手にし最後の望みを叫ぶ。 ――我が新たなる生を受けし時、我が記憶と人格を丸ごと継承せよ! その願いは叶えられ、来世にて『盗賊王』の新たなる野望が始まる。 しかし彼は気づいていなかった。 継承すべき内容に「性別」を入れていなかったことに。 生まれ変わった自らの股間に、チ●コが存在しないことに……。
作品情報
コメディー[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年04月04日
日常 ギャグ 現代 読了時間:約110分(54,558文字)