クルドはある村の農民の家の息子として生まれた。彼は15歳になり、いよいよ「信託受けの儀」によってスキルをもらう日になる。【剣聖】と呼ばれるスキルが欲しかったが、もらったのは【適応】というこれまでの儀式の中で出たことがないスキル。クルドはスキルの効果がわからないまま仲間とともに冒険に出かけた。初めはパーティの仲間と共闘し、苦戦しながらも順調にモンスターを倒していく。しかし、パーティの仲間がだんだんと成長していく中、なぜかクルドだけが全く成長できない。その理由がわからないまま、彼は次第に仲間たちについていけなくなり、ついにはパーティの仲間から脱退してくれないかと言われてしまう。苦悩の末パーティを脱退し、頭を抱えるクルドは、ある少女がモンスターに襲われている声を聞く。彼はそれを助けようと、震える足を抑え、少女を助けに走る。その少女との出会いがきっかけで、クルドは自分のスキルの正体を知る。驚きの効果を持ったスキルで、クルドは剣と魔法の世界を無双していく……!!!