絵を描く才能を持ち、由緒ある家に養子として育ったニア・オルカーナ。
元孤児である彼女はその才能を見初められ、今は亡き養父の沢山の愛情を持って育ったも、養母と養方の姉にとっては好ましく思われてもいなかった。
そんなある日、養方の姉の婚約者である者が、ニアの絵を描く才能に興味を持つのをきっかけに、今まで我慢をしていた姉が我慢ならなくなり怒りを買って追い出されてしまう。
追い出されてしまった時間は"逢魔が時"·····。
裕福な家で育ってきたニアには、街は見慣れないものであり路頭に迷う。
ショックでふらつきながら歩くニアの行き先には、現世に繋がった『異界』へと無意識に誘われる──。