作品一覧全4件
短編
親友が死んだらしい。なぜだか知らないけど。 私は友達のいない彼女のために別れのあいさつを書く。 二人が出会った日から、最後に会った瞬間までを思い出しながら。 緩やかな雨の音に包まれて、少女は死んだ親友のことを思う。なぜ彼女は死んだのか。何が彼女を殺したのか。夢から覚めた時、少女はその答えを知る。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2012年02月16日
青春 推理 読了時間:約27分(13,188文字)
短編
お話をしましょうか? 退屈な雨の日のひまつぶしに、こわいこわいお話でも。 語るのはあなた。聞くのは「私」。さあさあ、どうぞ聞かせて下さいな。あなただけが知っている、ぞくりとするようなとっておきの怪談を。 ある雨の日に、ある高校の文芸部室で行われるひそやかな百物語。そこで語られるのは、すべて語り手たちが体験した「本当にあった話」ばかり。 山の神に魅入られた幼馴染。 「こっくりさん」をするとどうなるか。 とある閉鎖的な学校の秘密。 一か所だけ赤い花が咲く理由。 誰よりも優しい同級生。 雨に閉じ込められたせまい部室の中で、部員たちが語る娯楽としての「物語」は、一言ごとに恐ろしい「現実」に生まれ変わっていく。 その様子を観測するのは、すべての話の聞き手である「私」。 現実は物語と混じり合い、何が本当かなんて誰にもわからない。そして小さな「百物語もどき」は終盤へと向かっていくのだが……。 あなたは、「私」が誰か、なにが「本当」か、理解できますか?
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2012年02月16日
怪談 読了時間:約115分(57,352文字)
短編
「日常」の解決編です。タイトルは適当です。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2012年02月16日
読了時間:約24分(11,744文字)
短編
ある中学校で期末テストの答案が盗まれるという事件が発生する。ぼんやりと再テストに対する憂鬱を抱え込んでいた「僕」の耳に飛び込んできたのは、どうやら「僕」がその容疑者の一人であるらしいということ。仰天した僕は部活仲間たちと放課後の公園で犯人を推理することにする。三人のメンバーが見つからない答えに頭を抱えていた時、現れた最後の一人が言った。「犯人はわかっている」と。 いったい誰が答案を盗んだのか。放課後の公園で、三人対一人の推理合戦が始まる。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2012年01月23日
学園物 読了時間:約49分(24,486文字)